こちらの記事では
SLEEP NO MORE(スリープ・ノー・モア)
という、劇団Punchdrunk(パンチドランク)の体験型エンターテインメントを紹介します!
NYでのショーと言えば、ブロードウェイが有名ですが、こちらのSLEEP NO MOREは数々のブロードウェイのショーを押しのけて選出されています。
SLEEP NO MOREを体験した感想
まずは、このショーに参加した感想を一言で言うと
です。
とにかく特別感があり、終わった後もしばらくショーの事を考えてました。
ニューヨークに旅行に行く際には是非こちらのショーを体験していただきたいです!
SLEEP NO MOREとはどんなショーなのか(ネタばれあり)
NYで一番のショーSLEEP NO MOREのストーリー
ショーのストーリー自体は、シェイクスピアの「Macbeth(マクベス)」を基にしたストーリです。
もし見に行かれる方で、マクベスを知らない方は事前に本を読んでから行くと、よりストーリーが分かりやすくなると思います。
ネタバレになってしまいますが、簡単に書くと
ニューヨークの舞台(ショーの場所)
SLEEP NO MORE(スリープ・ノー・モア)を見ることが出来るのは、2021年9月現在時点で、
・上海
舞台はNY チェルシーのマッキトリックホテル(The McKittrick Hotel)です。
元々ホテルとして使用される予定だったものの、開業直前に倒産してしまい廃ホテルとなってしまってまったものを、上手く使ってショーの会場として使用しています。
ホテル用に建てられているので、とっても広いのですが、
なんと
こちらは入り口の写真です。なんとも趣がありますね。

トランプが配られ、スタート地点が分けられる
一番最初に、会場に入るとすぐショーが始まるわけではなく、受付後にトランプを受け取りバーで少しの時間待つことになります。
入り口で荷物を預けた後、バーで、お酒を飲んだりしばらくゆっくりと過ごします。
ショー開始前のタイミングでトランプの番号毎に呼ばれ、トランプの番号で分けられたグループでエレベーターに乗り出発地点に連れていかれます。
スタート地点には近くにキャストがいて、最初から誰も見付けられずにさまよう。
と言う事は無いようになっています。
降りた時点では自分が何階にいるのかは分かりません。
トランプの番号で振り分けられるので、一緒に参加した人がいても別の階からのスタートになってしまうことが多いです。
固定席はなく、会場内を自分で自由に移動する
マッキトリックホテル(The McKittrick Hotel) 内を自由に歩き回る事が出来ます。
席がなく、会場内を自由に移動することが出来るのがこのショーの醍醐味。
会場は地上6階、地下1階で構成されており、ショー開始後は各階自由に移動が出来ます(歩いてもしくは走って)。
どこに行けば良いか迷ってしまうと思いますが、キャストの人が沢山いるので、キャストについていくのがおすすめです。
中でも、主人公と思われる人についていくと大まかなストーリーを掴むことが出来ます。
すべてのストーリーを見ることは出来ない
このショーは会場が広く、キャストも多いので、
・それぞれのキャストが
・それぞれのストーリーを
演じています。
そのため、観客によって、見るストーリーが異なるのです。
同じストーリーが複数回演じられる
すべてのストーリーを見ることが出来ないのが、面白いところでもあるのですが、全くどんなストーリーだったのか分からないまま終わってしまう心配がありますよね。
チケットによって異なるのですが、最大3回同じ演目が繰り返されます。
そのため、各回で複数のキャストを追いかけることによってストーリーの大筋を理解することが出来ます。
何人かのキャストが集まったり、ほぼ全員が集まったりするシーンもあるので、2回目、3回目と回数を重ねるにつれて、
と自分が見たシーンを頭の中でつなぎ合わせることによってストーリーを理解することになります。
ただ、完全にすべてを理解することは出来ないので理解できない点が残ってしまう可能性はあります。
観客は「見えざる者」としての役割を与えられる
こちらのショーでは観客にも役割があります。

観客は、こちらのマスクを付けて、「見えざる者」としての役割を与えられます。
どうやら、亡霊のような役割のようなのですが、キャストからは見えず、キャストの邪魔などしなければ基本的には何をしていても良いと言う事になっているようです。
例えば、小道具で使われるキャストの破って捨てた手紙を繋ぎ合わせて読んでみても良いし、小道具のお酒を飲んでみても良いし、キャストからは見えない設定になっているのです。
邪魔をしたり、迷惑行為をしたりすると、係の人に連れ去られてしまったりはするようですので、むちゃはしないように。
セリフは無いため、英語は出来なくても楽しめる
ショー事態にセリフはないので、英語は出来なくても十分に楽しめます。
最初にトランプの番号毎に呼ばれるのですが、数値で呼ばれるので簡単な数値が分かれば大丈夫ですし、心配な場合には近くの係の人にトランプを見せれば優しく教えてくれます。
受付も、チケットを見せれば入れてくれますし、注意事項は英語で説明があるのですが事前にこちらのブログを読んでもらえれば充分です。
ショー中には、セリフではない「叫び声」なんかはたまに聞こえたりもします。叫び声場万国共通です。
SLEEP NO MOREの魅力
・謎解きのような感覚で楽しむことが出来る
・全身を使って楽しめる
・内装、小道具にもこだわりあり
ストーリーを1回の参加で追うことは難しく、参加するごとに異なるシーンを体験することが出来ます。
ショーが行われる場所は広くキャストの数も多いため、どのキャストについていくかでストーリの見方が変わってきます。
また、イベントによっては、少人数しか参加できないイベント、1人しか参加できないイベント等(1on1や少人数イベント)が沢山あり、特別感を体験できます。
私は
・たった一人、キャストに手を繋がれて一緒に走り一緒にショーを見る体験
追いかけていたキャストの人が観客一人だけを連れてお部屋に入っていったのを見たりもしました。
自分が好きな、気になるキャストを追っかける事が多いので、観客の中から選ばれるのも嬉しいし、少人数しか体験できないのは特別感があってワクワクします。
また、観客である「見えざる者」は会場の小道具等は自由に触って良い事になっています。
例えばショーで使われているお酒を飲んだり、香水を使ってみたりしても良いのです。
会場には色々なシーンのお部屋があるのですが、どこのお部屋も、お部屋ではない場所もこだわりがある内装や小物などがあるので、使えるものを探したり、内装のこだわりを堪能するのもおススメです
注意点
このSLEEP NO MOREではキャストを追いかけてストーリーを追っていく楽しみ方を推奨します!
ただし、キャストも階段を一気に駆け下りたりするので、付いて行けなくなるような事もあります。
また、ショーの参加者は「見えざる者」として扱われるため、キャストの汗や小道具の水やお酒などが服にかかる可能性があります。
複数人でショーに行ったとしても、入り口の段階で分けられてしまったり、途中で会えてもショーを見ているときにはぐれてしまったりします。
一緒に行った人を探したりしているとショーに集中できないので、一人で楽しむ覚悟で参加することをお勧めします!
一言
今回は私の今まで見てきたショーの中で一番のおすすめのショーを紹介しました。
日本人観光客にはまだあまり知られていないようで、私が行った2019年時点では、日本人の参加者は数人でした。
これからどんどん有名になっていくショーだと思うので、是非NYに行く際には体験してみてください。
世界の「堀井雄二」さんも体験されたようです。
マーダーミステリー、はじめてプレイさせてもらいました。はじめてだったので、自分のサブミッションに走ってしまいましたがw、超面白かったです。また先日、ニューヨークでは、スリープ ノーモアを体験させてもらいました。ゲームの世界は、まだまだ無限の可能性がありますね。 https://t.co/n66Qq851Xg
— 堀井雄二 (@YujiHorii) February 13, 2020
こちらは最上階のバー。ショーが始まる前の待ち時間にどうぞ。
SLEEP NO MOREのチケットを日本語で購入する方法
チケットの購入はこちらから購入できます。
入り口でチケットを購入するようなタイプのショーではなく事前予約が必要です。
※公式サイト(英語)で購入する場合には、下記のサイトから購入できます。