奈良県の北東部、山辺郡に位置する山添村。
この自然豊かな山中に佇む、「ume,yamazoe 」。
今回は、サウナシュラン2020にも選出されているサウナ付き古民家宿泊施設「ume,yamazoe」をご紹介します!
ume, yamazoeまでの道のり
関西方面からは、新大阪から約90㎞、関東方面からは名古屋駅約120㎞に位置します。
首都圏から行くには、名古屋駅まで新幹線で移動し、名古屋駅からレンタカーを借りるのがおススメです。
東名阪自動車道から途中国道25号線に入るルートで、名古屋駅から約1時間30分程度の道のりとなります。
ume, yamazoeとは
ume,yamazoe は、「生まれる」「目覚める」というワードの頭文字を取った、村の村長の家を改装した宿泊施設で、村の日常を味わうことが出来ることをコンセプトとしています。
1日3組限定の宿泊で、すべて古民家を改装したお洒落な建物です。
レセプション棟と、2つの宿泊棟を備えています。
「つむぎ」約99㎡の古民家1棟。眺めの良い広々としたリビングルームと、2階には2つのベッドルーム。お風呂やパウダールームを備える。
「めぶき」約99㎡の古民家1棟。リビングルームと、2つのベッドルーム。半露天風呂が付いています。
すべての客室には、テレビはありません。デジタルをなるべく無くし、自然を楽しむための宿泊施設です。
こちらの写真は「つむぎ」の寝室です。古民家を改装しただけあり屋根はむき出し。
味があります。
リビングダイニングも広々しており、特に山や村が見える大きな窓が特徴です。
サウナ利用(ume.sauna)
宿泊客は下記の時間帯でサウナシュランにも選出されたサウナを貸切で利用することが出来ます。
② 17時~19時(当日)③ 7時~9時(翌日)④ 9時~11時(翌日)
宿泊者よりも1組利用枠が多く、空いていれば宿泊客が2枠利用できることもあるそうです。
サウナは、奥まった庭に小屋が設置されており、サウナ室自体は、恐らく約9㎡くらい。
大きめの薪ストーブMOKIに、大量のサウナストーンが入り口正面に鎮座しています。
室内は暗く照明は無し。
入り口扉のガラスから差し込む明かりを頼りに、高めの座面に踏み台を使って座ります。
温度がそこまで高くないのは、ume側が低めの温度でゆっくりと入ってほしいという狙いから。
薪の柔らかな熱がじわじわと体に染み入って、低めでも大量の汗が出ます。
水風呂は信楽焼の五右衛門風呂が置いてあります。
外気浴はサウナの前のスペースでも楽しめますが、小屋の屋根に登ることが出来る梯子のような階段が設置されており、屋根上にもハンモックと寝椅子が2台設置されています。
ここからは、山添村が一望できる、最高の整い場。
鳥のさえずりや、木々の騒めく音。小川の水の音などを聴きながら、
まさに究極の整いを得ることが出来ました。
食事
食事は、夕食・朝食付き。
基本山添村でつくられた様々なお野菜などを使った料理は絶品です。
飲み物も自家製のオリジナルの季節のドリンクがあったり
前菜、お魚、天ぷら、お寿しなど、どれも大変めずらしくそして今までに食べたことのない食材も沢山ありました。
季節によって内容は変わるようです。
あと、驚いたのはume,yamazoe の運営はお寿司屋さんなんだそうで、お寿司もいただきました。
やはり採れたてのものや、その地域でしか取れないものは特段と美味しいですね!
最後に
サウナシュランに選ばれ、サウナ目的のお客様がほとんどと聞きましたが、サウナがなくとも宿泊したいと思う、そんな施設でした。
まず眺望がすばらしく、村を見渡すお部屋からは、山の上から顔を出す日の出を見ることが出来ました。
星空も綺麗で、空気が澄んでおり、都会の喧騒から離れ己を見つめなおす機会を得ることが出来る。
そんな宿泊施設です。
少し行きにくい場所ではありますが、それでもここは予約がいっぱいでなかなか泊まることができないということが、この施設が目指すコンセプトに多くの人たちが共感していることを物語っているのではないでしょうか。
サウナ好きの人も、そうでない人も。都会やデジタルに疲れを感じている人も。
充分に満足することが出来るume,yamazoe に、是非1度、訪れてみてはいかがでしょうか。